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オールシーズンタイヤやめた方がいい?デメリットを知ると後悔しない

この記事を読むとわかること
  • あなたがオールシーズンタイヤを買って後悔しないかどうか
  • やめた方がいい人と具体的な理由
  • オールシーズンタイヤの本当の冬タイヤ性能
  • 突然の雪でも慌てず走れる
  • 冬タイヤが不要になり経済的
  • 履き替える手間なし
  • 保管スペース不要でマンション住まいの味方

と、メリット盛りだくさんのオールシーズンタイヤですが、「やめた方がいい」という話を聞くかもしれません。

「やめた方がいい」「後悔した」という人はオールシーズンタイヤを本当に理解しておらず、過信していたからです。

結論

オールシーズンタイヤはやめた方がいい人
  • 必ず毎日車を使わなければいけない
  • 行動範囲が広く、早朝・夜中に走行する
  • 乗り心地や静粛性を気にする

オールシーズンタイヤの特性やデメリットを理解すると、あなたにはスタッドレスが必要なのか、オールシーズンタイヤを購入しても後悔しないのかわかります。

この記事を書いた人
ニワトリ先生

ニワトリ先生

月間10,000PVのタイヤブログ「タイヤクラス」運営者

タイヤ販売会社に現役勤務中

タイヤ業界歴10年目~

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目次

オールシーズンタイヤを詳しく知ると買って後悔しない

オールシーズンタイヤは雪・雨の日・晴れの日・高速道路冬タイヤ規制は走行できるが、アイスバーンは走行できない

オールシーズンタイヤは夏タイヤをベースに冬タイヤ性能をあわせもつタイヤです。晴れ・雨の時は夏タイヤに近いグリップ力を、雪道では夏タイヤよりも高いグリップ力を持っています。

冬タイヤ性能をあわせもつため、コンフォートタイヤのような高い静粛性や抜群の乗り心地などの突き抜けた快適性はありません。

ニワトリ先生

よく言えば夏タイヤと冬タイヤのいいとこどり、悪く言えばどっちつかずなタイヤです。

路面状況別の適合イメージ

路面状況スタッドレス
タイヤ
オール
シーズン
タイヤ

ノーマル
タイヤ
シャーベット×
雪上×
凍結
アイスバーン
××
ドライ
ウェット
高速道路
冬タイヤ規制
通行可通行可通行不可
チェーン装着
全車
チェーン規制
通行不可
チェーン装着
通行不可
チェーン装着
通行不可
チェーン装着
参考:ヨコハマAW21ダンロップAS1公式HP商品説明

雪上の走行はもちろん、高速道路冬タイヤ規制の通行も可能です。

しかし、凍結路面(アイスバーン)に弱く、圧雪路もスタッドレスタイヤほどグリップしないので、厳しい冬道の走行には向いていません

オールシーズンタイヤのサイドウォール部にマッドアンドスノーとスノーフレークマークの刻印がある
オールシーズンタイヤには2つの刻印がある 参照:JAF

オールシーズンタイヤのサイドウォール部(側面)には「M+S(マッドアンドスノー)」の刻印があります。

より冬道性能を高めたタイヤには「スノーフレークマーク」も刻印されており、スノーフレークマークがあるタイヤは高速道路冬タイヤ規制でも通行可能です。

いわゆるオールシーズンタイヤとは、「M+S」と「スノーフレークマーク」が刻印されているタイヤのことを指します。

スノーフレークマークとは?

スノーフレークマークは、世界最大・民間・非営利の国際標準化・規格設定機関であるASTMインターナショナルの公式試験で、厳しい寒冷地でも十分な冬性能を発揮することが認証された製品にのみ刻印されているマークです。

【凍結路面は走れない】オールシーズンの冬道性能を詳しくチェック

時速40km/hからの制動距離
氷盤路ではオールシーズンタイヤとノーマルタイヤの制動距離はほとんど同じ
出典:JAF

JAFの「時速40km/hからの制動距離」調査によると、圧雪路においてスタッドレスタイヤが17.3mに対して、オールシーズンタイヤは22.7mと比較的しっかりグリップしました。

しかし氷盤路(アイスバーン)では、スタッドレスタイヤが78.5mに対して、オールシーズンタイヤは101.1mと20m以上制動距離が伸びて、夏タイヤに近い数値となっています。

なぜオールシーズンタイヤは凍結路(アイスバーン)が苦手なのか?
オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤの細かい横溝の数を比較している
スタッドレスタイヤの方が圧倒的に多い。
赤くなぞっているところがサイプ(細かい横溝)
オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤの細かい横溝の数を比較している
スタッドレスタイヤの方が圧倒的に多い。

オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤと比較してサイプ(細かい横溝)が少ないので、凍結路面(アイスバーン)を走行できません。

サイプにある3つの役割によってスタッドレスタイヤは氷の上でもグリップが効くように設計されています。

  • 氷表面の水膜を取り除いて氷をとらえる
  • 地面の細かい凸凹に対応して摩擦を増やす
  • 地面をひっかく摩擦力を生む

また氷をとらえやすくするために、スタッドレスタイヤの方がゴム質が柔らかく設計されています。

動画で見るとわかりやすい‼

圧雪路と氷盤路の走行性能比較

圧雪路の比較は04:09

雪道での登坂テスト動画

オールシーズンタイヤは勾配12%の圧雪路を走行できた

調査結果のとおり雪道は走行できるが、スタッドレスタイヤに劣り、凍結路面(アイスバーン)の走行性能は夏タイヤ同等と言えるでしょう。

雪国はもちろん、路面が凍結しやすい地域には不向きなタイヤということがわかります。しかし、首都圏の降雪であれば問題なく走行可能です。

オールシーズンタイヤを導入している東京のタクシー会社もある!「ALL SEASON MAXX AS1を使用しているタクシー会社の取材記事

【冬タイヤとしての寿命は短い】オールシーズンタイヤの寿命

プラットフォームはタイヤの溝が50%摩耗した時に現れる
参照:ダンロップHP

残り溝が新品タイヤから50%摩耗すると冬タイヤ性能の寿命を迎えます。距離に換算すると、だいたい16,000kmです。

距離寿命の根拠・計算式

オールシーズンタイヤの新品残り溝は平均8mm。平均4,000km走行すると溝が1mm減る。冬性能の寿命は50%の4mmなので、4mm×4,000km=16,000kmとなる。

溝の底にある凸(プラットフォーム)が現れると50%摩耗した目印になります。プラットフォームはタイヤ側面にある刻印「⇧」の延長線上の溝の底にあります。

年間の走行距離が4,000km以上の場合、冬タイヤとしては4年持たない計算になります。逆に3,000km以下であれば、タイヤの交換目安(4~5年)まで冬タイヤ性能を使い切れます。

冬タイヤ性能の寿命を迎えると雪上・シャーベット路面で滑りやすくなり、都道府県によっては高速道路冬タイヤ規制が通行不可になる場合があります(「積雪、凍結時の防滑措置」参照)。

オールシーズンタイヤには他にも2つ寿命があります。

タイヤの使用限度

参照:ダンロップHP

タイヤの残り溝が1.6mmになると使用限度を迎えます(参照:道路運送車両の保安基準)。残り溝1.6mm以下で走行すると道路交通法第62条違反となります。

1.6mm地点は溝の底にある凸(スリップサイン)が目印です。スリップサインはタイヤ側面にある「▲」の延長線上の溝の底にあります。

雨の日の制動距離は溝深さ残り約4mmから伸び始め、(1.6mmスリップサイン)が露出すると約10mも伸びる。
出典:ヨコハマタイヤHP

残り溝が減ると、雨の日の制動距離が伸びます。溝深さ残り4mmから制動距離が伸び始め、スリップサインが露出する1.6mmでは、約10mも制動距離が伸びます。

ひび割れ・使用年数の寿命

タイヤのひび割れ進行レベルが5段階に並んでいる
クラック=ひび割れ 参照:日本自動車タイヤ協会HP
【ひび割れ進行レベル】交換目安
  • レベル3・4で早めの交換
  • レベル5はすぐの交換
【使用年数】交換目安
  • 4~5年

タイヤはゴム製品なので年月が経過すると劣化し硬くなってきます。ほとんどの場合、硬化はひび割れという形で目に見えるようになります。

4~5年経つとゴムが硬くなり以下の現象が起こるため、交換目安となります。

  • 雨の日滑りやすくなる
  • タイヤから出る音がうるさくなる
  • 乗り心地の悪化

【デメリット】オールシーズンの夏タイヤ性能は高くない

オールシーズンタイヤとスタンダードグレードの夏タイヤの夏タイヤ性能はほぼ同等

現在販売されているオールシーズンタイヤのほとんどは、スタンダードグレードと同等の夏タイヤ性能を持ち合わせています。

高い夏タイヤ性能はありませんが、「街乗り中心」・「音や乗り心地はあまり気にしない人」であれば、デメリットと感じないでしょう。

オールシーズンタイヤのおすすめ一覧

しかし、「高い静粛性や上質な乗り心地を重視する人」はオールシーズンタイヤの快適性に満足できず、購入すると後悔します。

オールシーズンタイヤはやめた方がいい人

オールシーズンタイヤのデメリットを把握しないでオールシーズンタイヤを購入すると後悔する

オールシーズンタイヤは「凍結路面を走行できない」「高い快適性は無い」という特徴から以下の人はやめたほうがいいと言えます。

逆に、上記の条件に当てはまらない人であれば、オールシーズンタイヤを強くおすすめできます。

関連記事:2023年|おすすめオールシーズンタイヤ4選|タイヤのプロが比較厳選

車を毎日使わなければいけない

2022年1月7日の道路状況
前日に降雪があり、残雪が凍結している道路
出典:ウェザーニュース

毎日必ず車を使わなければいけない人は注意が必要です。首都圏などでも、降雪があった次の日に更に気温が下がると、残雪が凍結する可能性があります。

雪が降った日は帰ってこれても、凍結した次の日は走行できず、車が使えないことも。通勤などで毎日必ず車を使わなければいけない人は、スタッドレスタイヤの方が安心です。

参考記事:あまり雪が降らない地域におすすめのスタッドレスタイヤ6選|2023

早朝・夜中に運転する&路面凍結しやすいところを通る

早朝・夜中に車を運転する人は注意が必要です。日中は路面が凍結していなくても、気温が下がる早朝・夜中には路面が凍結する可能性があります。

路面が凍結しやすい場所
  • 山間部の日陰
  • 橋の上
  • トンネルの出入り口

いつも走行する道であれば、道路情報板などで路面凍結情報を確認しましょう。路面走行が凍結する可能性がある道を走行する人にはスタッドレスがおすすめです。

関連記事:スタッドレスタイヤおすすめランキング9選【2023年】プロ厳選

乗り心地の良さや静粛性の高さを重視する

高い静粛性、乗り心地の良さ、高いウェットグリップ性能を重視する人にはオールシーズンタイヤはおすすめできない

オールシーズンタイヤは夏タイヤと冬タイヤのいいとこ取りな反面、どっちつかずなタイヤです。

コンフォートタイヤのような

  • 乗り心地良さ
  • 高い静粛性
  • 高いウェットグリップ性能

などの高い夏タイヤ性能を持ち合わせていません。そのため、下記に当てはまる人にオールシーズンタイヤはおすすめできません。

オールシーズンタイヤをおすすめできない人
  • 静粛性が高い&乗り心地が良いタイヤでドライブを楽しみたい
  • ウェットグリップ性能が高いタイヤで雨の日も安心したい

関連記事:乗り心地のいいコンフォートタイヤおすすめランキング4選|2023年

逆に、街乗り中心で静粛性や乗り心地はあまり気にしない人はオールシーズンタイヤを購入しても後悔しないでしょう。

オールシーズンタイヤに関するよくある質問

オールシーズンタイヤに関するよくある質問は以下の通りです。

オールシーズンタイヤの選び方は?おすすめは?

定評があるオールシーズンタイヤの中から重視する性能によってチョイスするのがおすすめです。

安心のウェットグリップ性能重視なら
ダンロップタイヤ オールシーズンマックスAS1の画像

【ダンロップ】ALL SEASON MAXX AS1

静粛性重視なら
ミシュラン クロスクライメート2の画像

【ミシュラン】CROSS CLIMATE 2

価格重視なら

【クムホタイヤ】SOLUS 4S HA32

※商品名クリックで商品詳細ページに遷移します。

>>>2023年|おすすめオールシーズンタイヤ4選|タイヤのプロが比較厳選

オールシーズンタイヤはどこで買うのがお得か?

オールシーズンタイヤを安く買いたいなら、タイヤ通販がおすすめです。

販売店1台分 税込価格
某カーディーラー97,680円
有名カー用品店81,600円
タイヤ通販
(TIREHOOD)
69,080円
ダンロップAS1 サイズ:195/65R15  工賃コミコミ
ひよこ

ちょっと安すぎない?ワケアリ商品とかなんじゃないの?

ニワトリ先生

品質の悪いタイヤではありません!安さにはちゃんとした理由があります!

ネット通販が安い理由
  • 大量仕入れによるコストダウン
  • 店舗をもたないから、経費がかからない

仕入れが安い分、安く売ることができます。また、経費が抑えられるから、安く売っても利益が出るのです。決して品質の悪いワケアリ品ではありません。

ひよこ

安さの理由はわかったけど、車への取り付け作業はどうすればいいの?重たいタイヤを持ち込むのも大変そう…

ニワトリ先生

大手タイヤ通販のTIREHOOD(タイヤフッド)ならすべて解決してくれます!

参照:TIREHOOD(タイヤフッド)公式サイトより
参照:TIREHOOD(タイヤフッド)公式サイトより

TIREHOOD(タイヤフッド)はタイヤ購入から交換予約までワンストップ手間なしで完結するのが魅力のタイヤ通販です。

カー用品店最大手のオートバックスセブンなどが出資した企業が運営しており、信頼性は抜群。累計販売100万本以上の実績があり、安心してご利用いただけます。

選べるタイヤ交換店
  • オートバックス
  • ガソリンスタンド
  • 整備工場
ニワトリ先生

全国約4,900店の提携店から近所の交換店が見つかるので遠出する手間なし!

タイヤフッドは以下のようなひとにおすすめの通販サイトです。

こんな人におすすめ
  • タイヤをネットで買うのが初めて
  • 車に詳しくない
  • めんどくさいのはイヤ
メリットデメリット
タイヤの購入と交換予約が1度で完結してラクチン
交換費用などがすべてコミコミでわかりやすい
充実のアフターフォロー(無料のパンク保証&サイズ間違い保証)
格安輸入タイヤの品揃えが悪い
購入~交換まで最短でも7~10日程かかる
最安ではない
  • 雪の予報が出たから、急いでタイヤ交換したい!
  • 急遽、週末にスキーしに行くことになった

など、急いでいる人にはおすすめできません。

\ お時間にゆとりがあるひとにはオススメ /

関連記事:タイヤフッドのリアルな口コミ・評判を徹底調査|最新クーポンもあり

より安い・納期が早いなどのタイヤ通販もあります。詳しくは「おすすめタイヤ通販5選【プロ厳選比較】」をご覧ください。

オールシーズンタイヤのメリットは?

オールシーズンタイヤのメリットは以下の通りです。

突然の雪でも慌てず走れる

混んでいるお店に駆け込んで履き替える必要がありません。

経済的でおトク

スタッドレスタイヤとホイール代、季節ごとの履き替え工賃が無くなります。

手間なし・時短

季節ごと(年2回)に履き替える手間がなくなります。

保管スペースが不要

マンション住まいの味方です。

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