- 軽自動車向けのおすすめ夏タイヤ9選
- 軽自動車用タイヤの選び方
軽自動車のタイヤは各メーカー種類豊富で価格もピンキリです。そこで、失敗しない最新の軽自動車用タイヤの情報をご案内します。
この記事では、タイヤ販売会社(卸売りディーラー)に勤めている筆者が、
- タイヤを実際に「見て、触って、乗った」経験
- タイヤ販売店から集めた情報
をもとに比較・厳選した軽自動車用の夏タイヤおすすめ9選をランキング形式で紹介します。

ニワトリ先生
軽自動車用タイヤおすすめ9選
1位:【ダンロップ】ENASAVE(エナセーブ)EC204
総合評価 (5.0)

ロングライフ、コスパ最強タイヤ
偏摩耗を防いでくれる非対称パターンを採用したロングライフな【スタンダード】グレードタイヤ。
低燃費性能も高く、(ラベリング「AA」)グレードと性能の割に市場価格が安い正真正銘コスパの高いタイヤです。
安すぎるタイヤが不安な人、軽自動車のタイヤ選びに迷っている人は、とりあえずこのタイヤを選べば間違いありません。
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2位:【ダンロップ】LE MANS V+(ルマンファイブプラス)
総合評価 (4.9)

殿堂入りタイヤがさらに進化
前モデルLM5のパターン、快適性能は維持しつつウェットグリップ性能を引き上げたマイナーチェンジモデル。
LM5は日本最大級の自動車SNSサイト「みんカラ」のタイヤ(コンフォート部門)年間ランキングで3年連続で1位を獲得し、殿堂入りをしているとても評判の高いタイヤ。
「SHINOBIテクノロジー」とダンロップだけの技術「特殊吸音スポンジ」により、パターンノイズ・ロードノイズ・空洞共鳴音すべてのノイズを低減。実際に運転してみると、乗り出しから静かさの違いが分かりました。
【プレミアム】グレードに近い静粛性と乗り心地をお買い得な価格で体感できるコスパの高い【コンフォート】グレードタイヤです。
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3位:【ヨコハマタイヤ】BluEarth-RV(ブルーアース)RV03CK
総合評価 (4.8)

背の高い軽・コンパクトカー専用タイヤ
ミニバン専用タイヤRV03を背の高い軽・コンパクトカー用にカスタマイズしたタイヤ。RV03の強みである雨の日安心感もしっかり継承しています。(ラベリング「A/a」)
RV-03CK独自のパターン技術「パワーインサイドショルダー」と「3次元サイプ」を採用し、高い静粛性と耐偏摩耗性を実現しています。【背の高い軽自動車向け】タイヤの中では抜群に静かな印象です。
バランスの取れた性能の割に市場価格も安めでコスパが高いので、背の高い軽自動車には最適解の1つのタイヤと言えます。
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4位:【ブリヂストン】REGNO(レグノ)GR-Leggera
総合評価 (4.8)

軽でも、静かさならレグノ一択。
静かさに絶大な支持があるレグノのテクノロジーを軽自動車用にチューニング。街乗りから高速道路まで様々な走行シーンでも静かな空間を作り上げます。
実際に履いてみると、発進時はエンジン音がはっきり聞こえるくらいロードノイズ、パターンノイズともに抑えられていると感じました。遮蔽性の低い軽自動車内はうるさくなりがちですが、静かな車内空間づくりに一役買ってくれる存在です。
タイヤ剛性、操縦安定性も高く、背の高い軽自動車でもレーンチェンジをする時のふらつきが少なく、安定して走行できます。あえて蛇行運転をしてみたところ、タイヤサイド部が踏ん張ってくれる印象でした。
ライフ、乗り心地、静粛性、すべての性能がワンランク上の【プレミアム】タイヤですが、それ相応の高価格タイヤとなっています。予算に余裕のある人には、ぜひ履いてほしいタイヤです。
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5位:【ダンロップ】EC202L
総合評価
(4.5)

転がり抵抗性能 | 「A」 |
ウェットグリップ性能 | 「c」 |
タイヤグレード | リーズナブル |
発売日 | |
公式HP | 情報掲載無し |
セカンドカー・街乗りなら中心ならコレ
【スタンダード】グレードのエナセーブEC204の2つ前のモデルを少し改良して限定的(Limited)に製造を続けているタイヤ。ダンロップの【リーズナブル】タイヤとしてリリースしていますが、カタログには載っていない特別な商品です。
タイヤの剛性があまり強くないため、溝の減りが早い傾向にあり、乗り心地も柔らかい印象です。そのため、年間走行距離が5,000~6,000km以下で、街乗り中心の人におすすめのタイヤです。
日本メーカー最安価格帯のタイヤですが、低燃費タイヤでウェットグリップ性能も「c」とコスパの高いタイヤなので、【リーズナブル】グレードタイヤの最適解の1つと言えます。
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6位:【トーヨータイヤ】SD-K7
総合評価 (4.5)

日本、最安
日本メーカー最安の軽自動車タイヤ。必要最低限の安全性能はもちろん備えており、安さとライフ性能がウリのタイヤ。タイヤ交換作業時、タイヤをホイールに組み込む時に他のタイヤより明らかに硬かった印象。硬さゆえに突き上げ感が強く、乗り心地もあまりよくありませんでした。
「低燃費タイヤではない」「サイズによってはウェットグリップ性能が”d”」という点はネックですが、近所の買い物や、街乗り中心の方であれば全く問題ありません。アジアンタイヤは不安だけど、なるべく安くタイヤ交換を済ませたい人にはおすすめのタイヤです。
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7位:【ダンロップ】ENASAVE(エナセーブ)RV505
総合評価 (4.4)

ふらつき・外側偏摩耗に強いミニバンタイヤ
耐偏摩耗性能とふらつきにくさに定評のあるミニバン向けタイヤに軽自動車向けサイズが設定されています。
ふらつきを防ぐためにタイヤ接地面OUT側の剛性を強くし、ラグ溝の幅を大きくしているので、ワインディングロードをよく走る人、外側偏摩耗が激しい人には特におすすめしたいタイヤです。しかし、その分静粛性が少し犠牲になっています。
実際に走行してみると、タイヤの音が少し気になりました。タイヤ販売店に評判を聞いてみても、同じ意見の人が多かったです。静かなタイヤが欲しい人は避けた方が無難です。
「155/65R13」「155/65R14」「165/55R15」軽自動車メインサイズしか設定がないため、「エブリイワゴン」「ピクシスエポック」「アトレーワゴン」などにはお選びいただけません。
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8位:【ヨコハマタイヤ】BluEarth-ES (ブルーアース)ES32
総合評価 (4.2)

ECOSが進化
長い間リーズナブルタイヤの定番として人気のあったECOS ES31の後継モデル。ブルーアースブランドになり、性能も価格も0.5段階上がった印象です。
【リーズナブル】グレードタイヤの中では上位の性能ですが、【スタンダード】グレードタイヤには及ばず。価格も「SD-K7」「EC202L」程安くはないため、どっちつかずの印象。ECOS時代ほどのコスパの良さは無くなってしまいました。
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9位:【ブリヂストン】NEWNO(ニューノ)
総合評価
(4.2)

ネクストリーが進化
リーズナブルタイヤで圧倒的支持を得ていたネクストリーの後継品。【リーズナブル】グレードの中では最高のウェットグリップ性能「b」を誇ります。
【プレミアム】グレードタイヤREGNOにも使用されている技術「ULTIMAT EYE」を採用し、前モデルと比べて摩耗寿命14%、耐偏摩耗6%工場しており、前モデルの弱点だったモチの悪さを克服しています。
性能、価格ともに【リーズナブル】と【スタンダード】の中間くらいのタイヤになってしまったため、ネクストリーほどのコスパの良さが無くなってしまったのが残念なところです。
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軽自動車のタイヤに関するよくある質問
- 軽自動車のタイヤは何年もつの?
-
残り溝の有無にかかわらず、3〜5年で交換することをおすすめします。タイヤのひび割れは2〜3年で発生し、徐々に深くなっていきます。タイヤのひび割れはタイヤが硬化しているサインで、とくに雨の日のブレーキ性能が低下します。交換目安はあくまでも平均値であり、タイヤの性能、走り方、タイヤの保管状況などで寿命は変わります。
- 軽自動車タイヤの寿命何kmなの?
-
軽自動車タイヤの寿命は平均24,300km※です。ただし、雨天時のブレーキ距離が急激に伸び始めるのが3.2mmからなので、交換時期は17,100kmです。寿命はあくまでも平均値であり、タイヤの性能、車との相性、走り方、道路状況で大きく変わります。(※新品タイヤ溝が平均7mm・平均4,500kmの走行で溝が1mm減るため、スリップサイン(寿命)の1.6mmまでの走行距離は24,300kmとなります。)
- 軽自動車タイヤの4本相場は?
-
軽自動車サマータイヤのメインサイズ「155/65R14」で、11,000円〜45,000円。軽自動車のタイヤは大量本数をまとめて特価を仕入れしている販売店もあるので価格に大きな振り幅があります。ネットや量販店で買うのが安く買うコツです。性能の高いタイヤやスタッドレスタイヤはより高価になります。
【失敗しない】軽自動車タイヤのタイヤを選ぶコツ
グレード | ブリヂストン | ダンロップ | ヨコハマ | トーヨー |
---|---|---|---|---|
【プレミアム】 | REGNO (レグノ) GR-Leggera | ADVANdB (アドバンデシベル) V552 | ||
【コンフォート】 | LE MANS V (ルマン ファイブ) | BluEarth-GT (ブルーアース) AE51 | TRANPATH (トランパス) LuK | |
新車装着タイヤ 同等性能 | 【スタンダード】(エコピア) NH200C | ECOPIA(エナセーブ) EC204 ENASAVE 迷ったらコレ | (ブルーアース) AE-01 | BluEarth(ナノエナジー) | NANO ENEGRY3
【リーズナブル】 | NEWNO (ニューノ) | EC202L | BluEarth-Es (ブルーアース) ES32 | SD-k7 |
軽自動車には、上記表の【スタンダード】グレード以上のタイヤを選べば失敗することはありません。【スタンダード】グレードは、新車時に装着されているタイヤと同等性能です。
【スタンダード】グレード以上を選ぶべき理由は、軽自動車のタイヤの2つの特徴にあります。
軽自動車タイヤの特徴を知る【寿命が短い】
【特徴①】軽自動車のタイヤは摩耗しやすい(溝が早く減る)

普通車よりタイヤ径が小さい分、同じ距離を走るのに約1.2倍の回転数が必要になります。その分、溝が早く減りやすい=寿命を早く迎えることになります。
【特徴②】軽自動車のタイヤは溝が浅い

- 普通車:8mm
- 軽自動車:7mm
軽自動車のタイヤは、使える溝が1mm(距離に換算すると4,500~5,000km分)も少ない=寿命が短いのです。
以上2つの理由から、なるべくモチのいい(溝が減りにくい)【スタンダード】グレードタイヤ以上を選ぶことが失敗しないポイントと言えます。
軽自動車タイヤの価格相場を知る
日本メーカータイヤ相場価格表
該当車種 | タイヤサイズ | 相場価格 |
---|---|---|
・スペーシアなど | タント・NBOX145/80R13 | 10,000 ~40,000円 |
ピクシス・スクラム ・バモスなど | 155/70R13 | 20,000 ~42,000円 |
ワゴンR・ライフなど | 155/65R13 | 10,000 ~40,000円 |
スクラム・ タウンボックスなど | 165/65R13 | 24,000 ~48,000円 |
エヴリィ・ クリッパーリオなど | 165/60R14 | 30,000 ~57,000円 |
・スペーシアなど | タント・NBOX155/65R14 | 11,000 ~45,000円 |
タントカスタム ・NBOX+など | 165/55R15 | 30,000 ~64,000円 |
軽自動車のタイヤは同じ商品でも、販売店によって価格が大きく違うので、「どこで買うか?」が重要です。安い販売店は「タイヤ通販」「カー用品店」です。
特に【スタンダード】グレード以下の「145/80R13」「155/65R13」 「155/65R14」サイズのタイヤは、特価で販売されていることが多いので要チェックです。
軽自動車のほとんどは上記3サイズのいずれかを装着しています。そのため、大量販売が可能なタイヤ販売店は、3サイズを大量購入をして仕入れ原価を下げているので、販売価格が安くなります。
目的別に軽自動車タイヤを選ぶ
コスパで選ぶなら
価格の割に性能が高いコスパの良いタイヤは以下のとおりです。タイヤ選びに迷ったら以下2つのどちらかを選べば間違いありません。
「街乗りしかしない」「走行距離が短い」「乗り心地も気にしない」という方は【リーズナブル】グレードを選んでコスパを追求するのもいいでしょう。
背の高い軽自動車には?
