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タイヤ交換とは?組替と脱着の違いも解説|工賃内訳が理解できる

タイヤ交換を考えていて工賃がいくらかかるのかと調べていると色々な言葉が出てきて困惑しませんでしたか?

  • タイヤ交換
  • 組み替え
  • 脱着
  • ホイールバランス調整

結局何を選べばいいのか分かりづらいですよね。

他にも工賃を分かりづらくする原因はある
  • 「タイヤ交換」の意味合いが人や店舗によって違う
  • 工賃以外の別途必要な料金がある

正確な工賃が分からないとタイヤ交換の総額を知ることはできません

そこでタイヤ屋で6年間作業接客をしていた筆者が以下の内容をお伝えします。

本記事の内容
  • 「タイヤ交換」「組み替え」「脱着」の違いを詳しく解説
  • タイヤ交換に必要な部品や料金
  • 工賃を確認する時の注意点

本記事を読めば工賃の料金表が理解できるようになり工賃はいくらかかるのかはっきりわかるようになります。

結果、タイヤ交換を総額で判断できるようになりお買い物上手になれます

目次

タイヤ交換とは?

タイヤ交換は脱着、組替、バランス調整の一連の流れでできている図

タイヤ交換とは基本的に上図の一連の作業全体のことを指します。

「脱着」「組替」「バランス調整」は一連の流れの1工程です。

しかし「タイヤ交換」という言葉は人や店舗によって使う意味が変わったりします。

  • タイヤ交換=タイヤを新品に交換する(組替)
  • タイヤ交換=ホイールごと交換する(脱着・履き替え)

内容を把握して何をしたいかはっきり伝えないと正確な工賃を知る事ができません。

内容を把握する為にも以下順番に解説していきます。

  • 脱着とは
  • 組替とは
  • ホイールバランス調整とは

脱着とは

車体からホイール付きタイヤを外してまたホイール付きタイヤ取り付ける図

車体からホイール付きタイヤを外してまたホイール付きタイヤ取り付けることです。

脱着とほぼ同じ意味の「履き替え」という言葉もあります。

履き替えとは
車体からホイール付き夏タイヤをはずしてホイール付き冬タイヤを車体に取り付けている図

ホイール付き夏タイヤとホイール付き冬タイヤを交換すること。

脱着料金=履き替え料金と考えてOKです。

組替とは

古いタイヤをホイールからはずして新しいタイヤをホイールに取り付けている図

タイヤ(黒いゴムの部分)のみを交換すること。

今付いているタイヤ(黒いゴムの部分)をはがして別のタイヤ(主に新品)を付ける作業です。

車に装着されているタイヤを組替する場合はもれなく脱着料金もついてくることになります。

ホイールバランス調整とは

ホイールにおもりを付けてバランスを調整している図

タイヤと合体しているホイールに鉄のおもりをつけて円周上の重量の偏りを無くす作業です。主に新品タイヤに交換(組替)する際に行われます。

ホイールバランス調整をするメリット

走行中にハンドルがブルブル振動する不具合を防ぐ効果がある

特に高速道路をよく利用される方は必ずホイールバランスの調整をするようにしましょう。

タイヤ交換時のオプション

以下の3つはタイヤ交換時に別途請求される部品や料金です。(タイヤ交換工賃に含まれている場合も有)。

  • ゴムバルブ
  • 廃タイヤ処理料
  • チッソガス

ゴムバルブ

ゴムバルブ画像準備中

ゴムバルブの料金相場

100-600円/1コ 

※ゴムバルブ交換自体に工賃は発生しません。

※600円だから質が良いものというわけではありません。店舗ごとに設定している金額が違うだけです。100円でも600円でも質はほぼ同じです。

ゴムバルブとはゴムでできたタイヤに空気を入れるための注入口の事です。

ゴムバルブはタイヤを新品に交換するタイミングで必ず交換することをおすすめします。

その理由は以下の2点です。

  1. パンクを防げる
  2. 余計な料金がかからない

①パンクを防げる

ゴムバルブは文字通りゴム製品です。紫外線などの影響を受けてタイヤと同様に劣化していく部品です。

ずっと同じゴムバルブを使い続けていると劣化が進み欠陥損傷が起きて空気漏れの原因となる可能性があります。その結果パンク、最悪走行不能に陥ることもあります

定期的な交換のタイミングとしてはタイヤ交換時がベストです。一緒に交換するようにしましょう。

②余計な料金がかからないから

ゴムバルブはホイールの内側から装着する部品なのでホイールからタイヤを外したタイミングでしか装着できません。

逆に言えばタイヤ交換時であればついでに交換できるから余計な工賃がかからないということです。

後日ゴムバルブのみを交換する必要(ゴムバルブの劣化が原因でパンクするなど)が出てきた場合、再度脱着と組替作業を行うため余計な時間と工賃が発生します。二度手間にならないよう一緒に交換するようにしましょう。

以上2つの理由からゴムバルブはタイヤ交換時に取り替えましょう。

バルブには金属製のものもある

基本的に金属製のバルブ自体は交換不要です。ただしゴムのパッキン部分の劣化具合がひどい場合、交換する必要があります。

金属バルブゴムパッキン画像準備中

廃タイヤ処理料

廃タイヤ処理料 相場

200-500円/1本

はずした古いタイヤを処分する料金です。

基本的に自治体では回収していないため持ち帰っても処分することができません。特別な理由が無い限り店舗に廃棄をお願いしましょう。

チッソガス

チッソガス料金相場

500-1000円/1本

チッソガスとは空気の代わりにタイヤに入れるものです。

料金はかかりますが以下のメリットがあります。

  • タイヤが長持ちする
  • 車内で響くタイヤの音が静かになる

必ず必要ではないし、どこでも取り扱いしているわけではありません。筆者的にはあまり必要ないと思います

チッソガスについて気になる方はこちらの記事を参照ください。

工賃が高くなる要因

  • タイヤの大きさや難易度
  • 工程の多さ

工賃が高くなると所要時間も増します。工賃が高くなるということはそれほど時間がかかる作業をしているということです。

タイヤの大きさや難易度

店舗によってはタイヤの内径の大きさで料金が変わるところもあります。基本的には「タイヤ内径が大きい=タイヤも大きい」です。大きいタイヤは重くて扱いづらいため高めの料金設定になることがあります。

参照元:TIREHOOD公式HP工賃表 タイヤ内径(インチ)が大きくなると金額も上がっている
タイヤ内径とは
タイヤの内径を表している図

タイヤサイズ例:195/65R15←赤字の部分(15)がタイヤ内径の大きさを表している(インチ表記)

ランフラットタイヤのような作業難易度の高いタイヤは工賃が割増しになります。

1本分18インチ以下ランフラット
組替料1,1005,500
某ダンロップ系タイヤショップの工賃一例 5倍の料金設定になっている
ランフラットタイヤとは

タイヤ空気圧が0になっても一定距離を走行できるタイヤです。空気圧が0でも走れるようにタイヤ側面部分のゴムが丈夫(硬く)に作られています。主に高級車や外車についていることが多い。

タイヤ側面部分が硬く作られていることによって難易度が上がります。とても大変な作業です。

あわせて読みたい

(作成中)ランフラットタイヤのデメリットは?ノーマルへの交換時の注意点とは

工程の多さ

当たり前の話ですが労力・時間がかかる方が工賃は高くなります。

タイヤ交換(脱着、組替、バランスが含まれる)と履き替え(脱着)作業ではもちろんタイヤ交換の方が高くなります。

タイヤ交換(脱着、組替、バランス含む)料金相場

1000-4000円/1本

脱着料金相場

500-1500円/1本

工賃を確認するポイント

正確な工賃を知るために抜け漏れが無いようにポイントをまとめました。

  • 作業内容を伝える
  • サイズを伝える
  • 内訳を確認する

作業内容を伝える

どちらかを伝えましょう。

  1. タイヤ交換
  2. 履き替え(夏⇄冬)

①タイヤ交換であればどちらか

  • 店舗で新品を購入
  • 持ち込み

店舗で新品を購入or持ち込みによって以下のように状況が大きく変わります。必ず伝えましょう。

  • 工賃が高くなる
  • そもそも交換してもらえない

※持ち込みとは他所で買ったタイヤの交換をお願いすること。

②履き替え(夏⇄冬)であればどちらか

  • 脱着
  • 組替を伴う

脱着はホイールセット同士の交換でしたね。

組替を伴うケースは片方はホイールセットで片方はタイヤのみのケースです。

タイヤサイズを伝える

数字と記号をそのまま読み上げれば相手に伝わります。

自分の車のタイヤサイズがわからない、確認方法もわからないという方はこちらを参照ください。

内訳を確認する

タイヤ交換に必要な料金をまとめました。以下の料金が含まれているか確認しましょう。

タイヤ交換に必要な料金チェックリスト
  • 組替料
  • 脱着料
  • ホイールバランス調整料
  • ゴムバルブ代
  • 廃タイヤ処理料
  • 消費税

まとめ

工賃をしっかり調べられることでタイヤ交換を総額で判断することができるようになり、結果よりお得な買い物ができるようになります。

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