- 車検に対応したハイエース用おすすめスタッドレスタイヤと選び方
- 荷物をたくさん載せないハイエースにおすすめのスタッドレスは?
本記事では、タイヤ販売会社(卸売りディーラー)に勤めている筆者が、
- タイヤを実際に「見て、触って、乗った」経験
- タイヤ販売店から集めた情報
- 大手サイトの口コミ、評価
をもとに比較・厳選したハイエース用スタッドレスタイヤおすすめ5選を紹介します。
ニワトリ先生
ハイエース用スタッドレスタイヤおすすめ5選
ハイエース用スタッドレスタイヤおすすめ5選は以下の通りです。
商品名タップで 詳細までスクロール | 価格 | 特徴 | モデル | ゴム質 |
---|---|---|---|---|
ブリヂストン BLIZZAK VL10 (5.0) | 20,600円 | 氷上性能○ 耐摩耗性△ | バン専用 | 吸水系 |
ヨコハマ ice GUARD SUV G075 (4.9) | 18,800円 | 氷上性能◎ 耐摩耗性× | SUV専用 | 吸水系 |
ミシュラン AGILIS X-ICE (4.8) | 15,290円 | 耐摩耗性○ 速度レンジ「R」 | バン専用 | 吸水系 |
トーヨー DELVEX 935 (4.7) | 12,870円 | 日本メーカー 最安価格帯 | バン専用 | 吸水系 |
ダンロップ WINTER MAXX SV01 (4.7) | 18,700円 | 耐摩耗性◎ | バン専用 | 撥水系 |
※VL10・G075はフジコーポレーションで調査、SV01・X-ICE・DELVEXはタイヤフッドで調査 タイヤサイズ:195/80R15 107/105 LT 調査日:2023年9月12日
ブリヂストン|BLIZZAK VL10
総合評価 (5.0)
- BLIZZAK VL10の概要
-
前モデル(VL1)と比較して、同等の氷上ブレーキが15%短縮、摩耗ライフが20%向上している。
GOODポイント
- 氷上性能が高い
BADポイント
- 耐摩耗性が低め
氷上の効きの良さは、バン用スタッドレスでもブリザックが1番の印象。
- 満載で荷物を積まない
- 走行距離が短め
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フジコーポレーションとは?
フジ・コーポレーションは創業50年を超える老舗で、東証一部上場企業です。
通販で購入したタイヤをフジコーポの実店舗(全国48店舗)に直送して交換可能。高い技術力のタイヤ交換をお手頃な工賃で受けられるところが魅力です。
全国のガソリンスタンド宇佐美(460店)や提携整備工場(2,000店)にタイヤを直送して交換も可能です。
- アルミホイールとセットで購入したい
メリット | デメリット |
---|---|
タイヤの品揃えが豊富 ホイールセットが安い ホイールフィッティングルーム | 作業段取りに少し手間がかかる 最安ではない |
ヨコハマ|ice GUARD SUV G075
総合評価 (4.9)
- ice GUARD SUV G075の概要
-
SUV用で唯一、LT規格&荷重指数を満たしているスタッドレスタイヤ(車検対応)。性能はSUV専用スタッドレスなので、バン用タイヤよりも冬道性能が高い。
GOODポイント
- 氷上ブレーキ性能がとても高い
- 静粛性が高い
BADポイント
- 耐摩耗性が低い
SUV向けの構造がベースなので、耐摩耗性は低いが、効きや静粛性は頭一つ抜けている印象です。
走行距離が短い&荷物をほとんど載せない人におすすめ‼
- ハイエースワゴンに乗っている
- ハイエースを自家用車として使っている
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ミシュラン|AGILIS X-ICE
総合評価 (4.8)
モデル | バン専用 |
ゴム質 | 吸水系 |
発売日 | 2017年8月1日 |
公式HP | 【商品詳細】 |
- AGILIS X-ICEの概要
-
バン用スタッドレスでは珍しい方向性ありのVシェイプパターンを採用。速度レンジ「R(170km/h)」もバン用スタッドレスの中では最高速度域である。
GOODポイント
- 耐摩耗性が高い
- 速度レンジ「R(170km/h)」
BADポイント
- 前後ローテーションしかできない
剛性が高く夏タイヤに近い感覚で走行ができる。
通常のバン用スタッドレスの最高速度域は140km/hに対して、170km/hと高速走行にもキャパがある。
- 高速道路を頻繁に利用する
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タイヤフッドとは?
TIREHOOD(タイヤフッド)はタイヤ購入から交換予約までワンストップ手間なしで完結するのが魅力のタイヤ通販です。
カー用品店最大手のオートバックスセブンなどが出資した企業が運営しており、信頼性は抜群。累計販売100万本以上の実績があり、安心してご利用いただけます。
- タイヤをネットで買うのが初めて
- 車に詳しくない
- めんどくさいのはイヤ
メリット | デメリット |
---|---|
タイヤ購入と交換予約が一度で完結してラクチン 交換費用などがすべてコミコミでわかりやすい 充実のアフターフォロー(無料のパンク保証&サイズ間違い保証) | 格安輸入タイヤの品揃えが悪い 最安ではない |
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トーヨー|DELVEX 935
総合評価 (4.7)
- DELVEX 935の概要
-
前モデル(DELVEX 934)と比較して、7%短縮している。
GOODポイント
- 日本メーカー最安
BADポイント
- 特になし
冬道性能は可もなく不可もなくですが、安さが魅力的なタイヤ。
冬道の運転に慣れているなら、コスパが高いDELVEX935が最適解かもしれません。
- 安いスタッドレスが欲しいけど日本メーカーが良い
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ダンロップ|WINTER MAXX SV01
総合評価 (4.7)
- WINTER MAXX SV01の概要
-
前モデル(DSV01)と比較して、氷上ブレーキ性能が14%向上、ライフ性能が50%向上しています。
GOODポイント
- 耐摩耗性がとても高い◎
BADポイント
- 特になし
密度の高いゴム質で耐摩耗性が高い。
ある程度にもつを載せていないと、つるつるの路面では空転しやすいと感じました。
- 走行距離が多い
- 非降雪地域
- 荷物をたくさん積む
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ハイエース用スタッドレスタイヤの選び方
ハイエースのスタッドレスタイヤの選び方は以下の通りです。
ロードインデックス(荷重指数)とLT規格をチェック
200系ハイエースバンには以下の条件を満たしたスタッドレスタイヤを選びましょう。
- ロードインデックス(荷重指数)「107/105」
- 「LT」表記のあるタイヤ
荷重指数・LT表記とは?
ロードインデックス(荷重指数)は、規定の条件下でそのタイヤが支えることができる最大負荷能力を示す数値です。
107は単輪、105は複輪時を指します。107はタイヤ1本あたり975kgの負荷能力があることを意味します。
LT表記はTRA(北米タイヤ規格)のタイヤであり、Light Truck(小型トラック用タイヤ)を意味します。
TRA規格のタイヤは乗用車用のタイヤより空気圧を高く設定し、大きい負荷にも耐えられるように設計されています。
195/80R15 107/105① N LT②
※ジャストローは185/75R15 106/104 LT
- 「107/105」より低いロードインデックス(荷重指数)のタイヤは基本的に車検に通りません。
- 商用で使う場合はLT表記のタイヤを装着する必要があります(LT表記はほとんど省略されている)。
3ナンバーの200系ハイエースワゴンで、乗車定員や駆動方式の条件によっては、乗用車向けサイズ「195/80R15 96Q」でも違反にならない場合があります。
しかし、新車装着時の荷重指数を下回ることで、ディーラーの自主規制や車検の検査官の判断によって車検に通らないケースもあります。
そのため、正確な知識と荷重計算をもって、事前に陸運局に確認するなどできない場合は、標準サイズの「195/80R15 107/105 LT」を装着するのが無難です。
冬道性能を重視するならSUV専用スタッドレスG075
氷上や雪上の性能を重視するならヨコハマタイヤの「iceGUARD SUV G075」を選ぶのがおすすめです。
「iceGUARD SUV G075」はSUV専用で唯一、LT規格&荷重指数を満たしているサイズがあるスタッドレスタイヤです(車検対応)。
氷上 性能 | 雪上 性能 | 耐摩耗 性能 | 静粛性 | |
---|---|---|---|---|
G075 (SUV専用) | ||||
バン用 |
バン用のスタッドレスタイヤは
- 走行距離が長い
- 高重量に耐える
ことを考えて冬道性能を犠牲にして、剛性を高く設計し、耐摩耗性能も高くなっています。
それに対してSUV専用スタッドレスは、乗用目的で設計されているのでバン用よりも氷上・雪上性能が高いタイヤです。
がオススメな人
- ハイエースワゴンに乗っている
- あまり荷物を載せない
- 走行距離が短め