タイヤの空気圧点検頻度は月１必要！空気圧が減ると最悪破裂！？

最後に空気圧点検をしたのはいつか覚えていますか？

この質問に答えられなかったあなたは

可能性が高いです。

タイヤの空気圧は放っておいても徐々に減っていきます。空気圧点検をしない状態が続くと最悪の場合タイヤが破裂する恐れがあります。

そこでタイヤ販売のプロがタイヤの空気圧点検をすべき理由や点検のペースなどを詳しく解説します。

結論

タイヤ空気圧は月1回は点検しましょう。

空気はタイヤにとって最も重要な部品の一つです。空気を入れる事で1トン以上もある車を支える事ができるようになります。タイヤは空気が無いと使い物にならないのです。

タイヤの空気圧点検を月１回する必要性

定期的に、1ヶ月に一回空気圧点検するべき理由は以下の2つです。

1ヶ月で5〜10%のタイヤ空気圧が減るから

あなたはご存じでしたか？タイヤの中にある空気は走行していなくても抜けていきます。

空気圧に換算すると1ヶ月で5〜10%も減ります。

空気の中にある酸素がタイヤゴムの分子より小さいので外へすり抜けて徐々に漏れ出してしまいます。

空気の代わりチッソガスを充てんすると空気圧が減りにくくなります。点検の頻度も3ヶ月に1回程度でよくなります。

チッソガスは基本的に有料ですが費用対効果が小さいので当サイト的にはチッソガスは基本的に不要と考えています。詳しくは下記記事を参照ください。

パンクに気付けるから

定期的に空気圧点検をすることで空気圧の異常に気付くことができます。

4本のタイヤの空気圧を見て1本だけ空気圧が低いタイヤがあればパンクの疑いがあります。

パンクには以下2種類があります。

後者の場合、気付かず走行を続けると（特に高速道路を走行すると）最悪の場合タイヤが破裂する恐れがあります。定期的に点検する事で最悪の事態を防ぐことができます。

タイヤ空気圧が減ると起こる事

空気圧が減ることによって起こるデメリットを知ることによって空気圧点検の重要さがわかると思います。

両肩偏摩耗が起こる

両肩偏摩耗とはタイヤの溝が両肩だけ減ってしまう現象です。

両肩偏摩耗画像準備中

両肩偏摩耗が起こると以下の現象が起こります。

燃費が悪くなる

空気圧が減るとタイヤがたわんで抵抗が大きくなり転がりにくくなります。転がりにくくなると同じ距離を走行するために多くのガソリンが必要なります。

最悪の場合破裂する

極端に空気圧が低くなった状態で走行を続けると車の重量を支えきれなくなります。

その結果タイヤの側面が大きくたわみ、局所的に負荷がかかることで内部構造が擦り切れて破裂してしまいます。

タイヤ空気圧点検に関するQ&A

よくある疑問をまとめました。

タイヤ空気圧はどこで確認すればいい？

上記は場所やタイミングによってはすぐに対応してもらえない場合もあります。「わざわざ行くのが面倒」「空気圧点検だけをお願いし辛い」などのデメリットもあります。

点検道具は店舗軒先に置いてあることが多いです。使い方がわからない場合は店員さんに聞けば教えてもらえます。自分で点検ができれば変な気を遣わず楽です。

空気圧点検の仕方が分からない方は「（作成中）【初心者向け】タイヤ空気圧の入れ方をプロが解説｜セルフスタンドで簡単」を参照ください。わかりやすく解説しています。

料金は

• 自分で点検する
• 店員さんに点検してもらう

いずれの場合でも基本的には無料です。

タイヤ空気圧だけ点検しにいくのはありか？

全然ありです。特に以下店舗は空気圧点検だけでも行きやすい店舗です。

逆に以下は空気圧点検だけは行きづらい店舗です。

もちろん中には快く空気圧点検をしてくれる店舗もあります。

空気圧を高めに入れるのはどうなの？

高めに入れるメリット以下の通りです。しかし実際にはあまり変化がわからない場合が多いです。

空気圧を高くし過ぎるのはやめましょう。空気圧が高い状態で走り続けるとタイヤの真ん中の溝だけが異常に減ってしまう現象が起きます（センター摩耗）。

昔のタイヤは現在のタイヤ程耐久性が無かったので、空気圧が低い状態で強い負荷のかかる高速道路を走行すると破裂するといった現象が起きやすかったのです。

そのため、高速道路に乗る前には空気圧を高めに入れた方が良いと言われてました。その名残で未だに空気圧を高めにしてほしいという方もいます。

現在のタイヤは多少空気圧が低くなっていても破裂することはほぼありえません。ただし、極端に空気圧が低い状態で走ると破裂する危険性はグッとあがります。